運営情報（機構情報）

当機構では、乳幼児期における子どもの豊かな育ちについて研究を深めるとともに幼児教育にかかわる者を支援し、幼児教育の発展並びに家庭・地域における教育力の向上に寄与することを目指して、今年度、以下の事業に取り組みます。

１、幼児教育にかかわる者の資質向上に関する事業

（１）保育者の資質向上に関する研修の実施

• 第15回幼児教育実践学会を東京都・大妻女子大学にて令和6年8月23日、24日に開催する。
• 中央法規出版株式会社より発刊している「幼稚園・認定こども園キャリアアップ研修テキスト」と連動したWeb研修を実施する。
• 全国の私立幼稚園・認定こども園で勤務する教職員により良い学びの機会を提供することを目的として、都道府県団体からの研修コンテンツや、機構独自で作成した研修コンテンツによりオンデマンド研修を実施する。

（２）研修体系の整備、充実支援の実施と研究開発

• 令和6・7年度「教育研究課題」の周知を行うと共に、「教育研究課題」の今後の在り方について検討する。
• 園長・ミドルリーダーの育成にかかるカリキュラムについて検討し各都道府県団体に周知する。
• 幼児教育研修システム「ゆたかなまナビ」の運用及び機能改善・開発を行う。
• 幼児教育研修システム「ゆたかなまナビ」を広く利用いただくことで教職員の資質向上に寄与することを目的として、利用対象や利用対象毎のサービス内容を検討する。

（３）学校評価実施のための支援と研究開発

• 各都道府県、地区と連携し、各園のECEQ®実施を支援する。
• 令和6年度ECEQ®コーディネーター養成講座Ⅰ～Ⅳを企画・実施する。
• ECEQ®コーディネーターフォローアップ研修会を企画・実施する。
• ECEQ®コーディネーターマニュアル及びECEQ®実施園マニュアルを作成し、周知する。

（４）その他幼児教育にかかわる者の資質向上に関する事業

• 各地区において、地区教育研修大会を共催する。
• 免許状上進講習を周知し、幼稚園教諭２種免許状を１種に上進するための環境整備を行う。
• 当機構「優秀教員表彰者制度」における被表彰者の選定を行う。

２、幼児教育に関する調査及び研究

• 子ども家庭庁での審議会等国の諸会議において、幼児教育の質の向上のために、研修と評価の重要性を発信する。

３、家庭・地域における幼児期の教育力向上への支援・普及

（１）家庭における幼児期の教育力向上のための取組の実施

• こどもがまんなかしんぶんは年10回発行（8,3月は休刊予定）とし、うち6回は紙媒体で届け、残り4回はデジタル配信にて発刊を行う。
• 幼児教育の発展に寄与する絵本の顕彰として、第16回ようちえん絵本大賞を実施する。

（２）その他家庭・地域における幼児期の教育力向上への支援・普及

• こどもがまんなかPROJECTの活動は現在休止中となるが、再開の見通しが立ち次第、こどもがまんなかPROJECT推進のための広報活動を行う。

４、幼児教育分野における国際交流等に関する事業

• 東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター（Cedep）と連携し、国際シンポジウムの支援をする。

５、当機構の組織・運営に関する事項

（１）当機構における事業の広報活動の実施

• 『まなびの広場』を年6回（偶数月）発行する。設置者・園長のみならず、現場で働く教職員も読める記事内容とする。
• 令和5年度にリニューアルしたホームページのさらなる改善を検討する。

（２）公益法人を目指した適正な組織運営のための取組の実施

• コンサルタントの助言指導をいただきながら、適正な組織運営に必要な事項を整理して対応する。

（３）その他当機構の組織・運営に関する事項

• 将来にわたって安定的な収支構造を検討する。
• 事業運営を支える組織体制を整備する。
• 全日本私立幼稚園連合会や都道府県私立幼稚園団体との関係性を整備及び明確にし、連携体制を構築する。