各種教育機関、ご家庭と手を携え、生涯の基盤を担う「幼児教育」の質の向上と子どもの育ちを支えます。

一般財団法人全日本私立幼稚園幼児教育研究機構

事業報告

一般財団法人全日本私立幼稚園幼児教育研究機構

令和6年度

令和6年度会合等の概要

(1)理事会
令和6年 5月15日 第1回理事会 (出席・16名) 〔東京・私学会館、Zoom・ミーティング〕
5月30日 第2回理事会 (出席・18名) 〔Zoom・ミーティング〕
11月11日 第3回理事会 (出席・19名) 〔東京・私学会館、Zoom・ミーティング〕
令和7年 3月17日 第4回理事会 (出席・20名) 〔Zoom・ミーティング〕
(2)評議員会
令和6年 4月15日 第1回評議員会 (出席・9名) 〔Zoom・ミーティング〕
5月30日 第2回評議員会 (出席・9名) 〔東京・ホテルグランドヒル市ヶ谷、Zoom・ミーティング〕
11月25日 第3回評議員会 (出席・9名) 〔Zoom・ミーティング〕
(3)監査会
令和6年 5月15日 監査会 (出席・5名) 〔東京・私学会館〕
11月19日 監査会 (出席・7名) 〔東京・私学会館〕

委員会活動等一覧

令和6年 4月2日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構会議室〕
4月3日 こどもがまんなかしんぶん小委員会 〔Zoom・ミーティング〕
4月5日 幼児教育実践学会小委員会 〔Zoom・ミーティング〕
4月10日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構会議室〕
4月12日 執行役員会 〔Zoom・ミーティング〕
4月22日 幼児教育実践学会下見 〔東京・大妻女子大学〕
4月23日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構会議室〕
4月24日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構会議室〕
新システム立ち上げにかかるワーキングチーム 〔Zoom・ミーティング〕
5月1日 幼児教育実践学会小委員会 〔Zoom・ミーティング〕
5月2日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
5月7日 こどもがまんなかしんぶん小委員会 〔Zoom・ミーティング〕
5月10日 執行役員会 〔東京・私学会館〕
運営協議会 〔東京・私学会館〕
5月13日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
5月21日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
5月22日 打合会 〔東京・私学会館、Zoom・ミーティング〕
5月24日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
5月29日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
5月31日 ECEQ®に関する打合会 〔Zoom・ミーティング〕
6月4日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
6月6日 こどもがまんなかしんぶん小委員会 〔Zoom・ミーティング〕
6月7日 打合会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
6月10日 教育研究委員会 研修チーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
6月11日 執行役員会 〔Zoom・ミーティング〕
6月13日 幼児教育実践学会下見 〔東京・大妻女子大学〕
6月18日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
6月19日 教育研究委員会 オンデマンドチーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
6月24日 こどもがまんなかしんぶん小委員会 〔Zoom・ミーティング〕
6月25日 教育研究委員会 ECEQ®・評価チーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
7月3日 教育研究委員会 ゆたかなまナビシステムチーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
7月4日 広報委員会 〔東京・私学会館〕
7月9日 打合会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
執行役員会 〔東京・私学会館〕
7月16日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
7月22日 教育研究委員会 研修チーム会議 〔東京・私学会館〕
教育研究委員会 ECEQ®・評価チーム会議 〔東京・私学会館、Zoom・ミーティング〕
教育研究委員会 〔東京・私学会館、Zoom・ミーティング〕
7月30日 幼児教育実践学会下見 〔東京・東京家政大学〕
8月5日 教育研究委員会 ゆたかなまナビシステムチーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
8月8日 打合会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
8月14日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
8月16日 事務室連絡会 〔Zoom・ミーティング〕
8月21日 内閣府訪問 〔東京・内閣府公益認定等委員会事務局〕
8月22日 教育研究委員会 研修チーム会議 〔東京・私学会館〕
執行役員会 〔東京・私学会館〕
8月23日 第15回幼児教育実践学会 〔東京・大妻女子大学〕
8月24日 第15回幼児教育実践学会 〔東京・大妻女子大学〕
8月29日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
9月2日 こどもがまんなかしんぶん校正会議 〔Zoom・ミーティング〕
9月3日 打合会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
9月4日 広報に関する打合会 〔Zoom・ミーティング〕
9月6日 教育研究委員会 ゆたかなまナビシステムチーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
9月12日 教育研究委員会 ゆたかなまナビシステムチーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
9月13日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
9月17日 執行役員会 〔東京・私学会館〕
ECEQ®に関する打合会 〔東京・私学会館、Zoom・ミーティング〕
9月18日 教育研究委員会 ゆたかなまナビオンデマンドチーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
9月19日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
9月20日 教育研究委員会 ゆたかなまナビオンデマンドチーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
9月24日 教育研究委員会 ECEQ®・評価チーム会議 〔東京・私学会館〕
9月25日 教育研究委員会 研修チーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
10月3日 教育研究委員会 ゆたかなまナビシステムチーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
打合会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
10月4日 こどもがまんなかしんぶん校正会議 〔Zoom・ミーティング〕
10月8日 執行役員会 〔Zoom・ミーティング〕
10月9日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
教育研究委員会 ゆたかなまナビオンデマンドチーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
10月15日 事務室連絡会 〔Zoom・ミーティング〕
10月25日 事務室連絡会 〔Zoom・ミーティング〕
11月5日 こどもがまんなかしんぶん校正会議 〔Zoom・ミーティング〕
11月6日 教育研究委員会 ゆたかなまナビオンデマンドチーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
11月7日 事務室連絡会 〔Zoom・ミーティング〕
11月12日 事務室連絡会 〔Zoom・ミーティング〕
11月13日 教育研究委員会 ECEQ®・評価チーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
11月14日 教育研究委員会 ゆたかなまナビシステムチーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
11月15日 幼児教育実践学会下見 〔東京・東京家政大学〕
11月18日 ECEQ®コーディネーター養成講座Ⅳ 〔大阪・私学会館〕
11月19日 執行役員会 〔東京・私学会館〕
11月26日 広報委員会 〔東京・私学会館〕
11月27日 打合会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
11月29日 事務室連絡会 〔Zoom・ミーティング〕
11月30日 教育研究委員会 ECEQ®・評価チーム会議 〔東京・東京鋼鉄工業会議室〕
12月3日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
12月4日 こどもがまんなかしんぶん校正会議 〔Zoom・ミーティング〕
教育研究委員会 ECEQ®・評価チーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
広報に関する打合会 〔京都・私学会館〕
12月5日 執行役員会 〔Zoom・ミーティング〕
12月6日 教育研究委員会 ゆたかなまナビオンデマンドチーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
12月13日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
12月16日 ECEQ®コーディネーター養成講座Ⅳ 〔東京・私学会館〕
12月17日 教育研究委員会 ゆたかなまナビシステムチーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
12月19日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
12月24日 教育研究委員会 研修チーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
令和7年 1月7日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
1月8日 こどもがまんなかしんぶん校正会議 〔Zoom・ミーティング〕
1月9日 打合会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
1月17日 教育研究委員会 学会誌作成に関する打合会 〔Zoom・ミーティング〕
1月20日 全国教育研究担当者会議 〔東京・私学会館〕
1月21日 教育研究委員会 〔東京・私学会館〕
拡大運営協議会 〔東京・私学会館〕
執行役員会 〔東京・私学会館〕
1月23日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
1月31日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
2月3日 執行役員会 〔Zoom・ミーティング〕
2月6日 広報委員会 〔東京・私学会館、Zoom・ミーティング〕
2月7日 打合会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
2月14日 ECEQ®単行本にかかる打合会 〔Zoom・ミーティング〕
2月19日 教育研究委員会 ゆたかなまナビオンデマンドチーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
2月20日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕
2月25日 教育研究委員会 ゆたかなまナビシステムチーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
2月28日 教育研究委員会 ECEQ®・評価チーム会議 〔東京・私学会館、Zoom・ミーティング〕
事務室連絡会 〔Zoom・ミーティング〕
3月3日 教育研究委員会 研修チーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
3月6日 ECEQ®単行本にかかる打合会 〔Zoom・ミーティング〕
3月10日 打合会 〔東京・私学会館〕
3月11日 執行役員会 〔東京・私学会館〕
3月12日 教育研究委員会 学会誌作成に関する打合会 〔Zoom・ミーティング〕
3月18日 教育研究委員会 ゆたかなまナビシステムチーム会議 〔Zoom・ミーティング〕
3月19日 事務室連絡会 〔東京・全日私幼研究機構事務室〕

1、幼児教育にかかわる者の資質向上に関する事業

(1)保育者の資質向上に関する研修の実施

  • 第15回幼児教育実践学会を令和6年8月23日・24日に東京・大妻女子大学千代田キャンパスにて開催し、全国から702名の参加を得た。
    基調講演Ⅰは東京女子大学現代教養学部心理・コミュニケーション学科教授、東京女子大学理事・唐澤真弓氏を講師に迎え、「グローバル社会の中での『個』育て―多様な文化的背景を持つ子どもに向き合うために、『当たり前』を見直してみよう―」をテーマに講演が行われた。また、基調講演Ⅱは大妻女子大学家政学部児童学科教授、児童臨床研究センター所長・高橋ゆう子氏を講師に迎え、「子どもとの対話につながる大人の対話」をテーマに講演が行われた。
    口頭発表は、各地区からの選出と各園からの応募により合計20の発表をおこなった。
    ポスター発表は、合計43発表が、それぞれの研究テーマに沿って内容をまとめたポスターを事前に作成し会場で掲示をおこなった。当日はポスターを基に発表者と参加者が活発な意見交換を行い、研究内容の理解を深めた。
    研究者発表は、合計7組の研究者が自身の研究の取り組みを発表した。
  • 令和6年度全国教育研究担当者会議を令和7年1月20日に東京・アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)にて全日本私立幼稚園連合会と共催し、全国より都道府県教育研究担当者等104名が出席した。会議内容は、次の通りである。全日本私立幼稚園連合会会長・尾上正史氏より「こどもがまんなかPROJECTについて」を報告した。続いて、(一財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構教育研究委員長、研修チーム長/全日本私立幼稚園連合会教育研究委員長・岡本潤子氏、(一財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構ECEQ®・評価チーム長・藪淳一氏、(一財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構ゆたかなまナビオンデマンドチーム長・川原恒太郎氏、(一財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構ゆたかなまナビシステムチーム長・野波雅紀氏より「事前質問に対する回答/教育研究委員会からの報告」、国立教育政策研究所幼児教育研究センター副センター長、総括研究官・掘越紀香氏より「『幼児教育における保育実践の質評価スケール案』の紹介と研修での活用」、(一財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構理事長・安家周一氏より「来るべき時代にどのような能力が必要になるのか 考えてみましょう」を報告した。また、「質と評価について思うこと・考えること」をテーマにグループワークを行い、各地区の現状や課題を情報共有した。なお、教育研究委員会からの報告事項を令和6年12月13日から令和7年3月31日までオンデマンド配信を行った。
  • 中央法規出版株式会社より発刊している「幼稚園・認定こども園キャリアアップ研修テキスト」を用いたオンデマンド研修を計5分野令和6年8月1日から令和6年8月30日まで配信した。白梅学園大学名誉教授、小児科医・小林美由紀氏、東京未来大学こども心理学部こども心理学科専任講師・鳥海弘子氏による「保健衛生・安全対策」を配信し、185名が受講した。白梅学園大学子ども学部子ども学科教授・師岡章氏、白梅学園大学子ども学部子ども学科教授・林薫氏による「食育・アレルギー対応」を配信し、195名が受講した。武蔵野東第一幼稚園・武蔵野東第二幼稚園園長・加藤篤彦氏、玉川大学教育学部乳幼児発達学科教授・若月芳浩氏による「特別支援教育」を配信し、242名が受講した。非営利団体コドモノミカタ代表理事・井桁容子氏、武蔵野大学教育学部幼児教育学科教授・箕輪潤子氏、矢川保育園園長・岩井久美子氏による「乳児保育」を配信し、189名が受講した。東京家政大学子ども支援学部子ども支援学科教授・岩立京子氏、武蔵野大学教育学部幼児教育学科教授・箕輪潤子氏による「マネジメント」を配信し、266名が受講した。
    また、8月に配信した計5分野のオンデマンド研修を令和6年12月13日から令和7年1月14日まで再配信した。受講人数は、次のとおりである。「保健衛生・安全対策」は123名、「食育・アレルギー対応」は138名、「特別支援教育」は131名、「乳児保育」は111名、「マネジメント」は119名が受講した。
  • 全国の私立幼稚園・認定こども園で勤務する教職員により良い学びの機会を提供することを目的に、各都道府県団体からの研修コンテンツや機構独自で作成したオンデマンド研修97コンテンツを配信した。令和7年2月28日時点で、のべ25,000名から申込があった。
    さらに、(一社)相模原市幼稚園・認定こども園協会の協力のもと、「処遇改善等加算Ⅱにかかるキャリアアップ研修 マネジント分野15時間研修」をオンデマンドで配信し、132名の参加を得た。

(2)研修体系の整備、充実支援の実施と研究開発

  • 令和6・7年度「教育研究課題」の周知を行った。
  • 「教育研究課題」の在り方の検討は、今後の対応事項とした。
  • 園長・ミドルリーダーの育成にかかるカリキュラムの検討及び各都道府県団体への周知は今後の対応事項とした。
  • 幼児教育研修システム「ゆたかなまナビ」の利便性を高めることを目的に、都道府県私立幼稚園団体への要望調査の結果を踏まえ、機能改善・開発内容を検討し開発を行った。
  • 幼児教育研修システム「ゆたかなまナビ」を広く利用いただくことで教職員の資質向上に寄与することを目的とした、利用対象や利用対象毎のサービス内容の検討は、今後の対応事項とした。

(3)学校評価実施のための支援と研究開発

  • 各都道府県、地区と連携し、令和6年度は62園でECEQ®を実施した。
  • 令和6年度ECEQ®コーディネーター養成講座受講生を全国より募集し、37名が受講している。講座Ⅰ~Ⅲをオンデマンド配信で5月より開講し、講座Ⅳを令和6年11月18日に大阪・私学会館にて、令和6年12月16日に東京・アルカディア市ヶ谷私学会館にて開催した。
  • 地区毎にECEQ®コーディネーターフォローアップ研修会が開催できるよう支援し、北海道地区、東北地区、関東地区・東京地区・神奈川地区合同、東海北陸地区、近畿地区・大阪地区合同、九州地区で開催した。
  • ECEQ®実施園マニュアルの改訂を進めた。
  • 令和6年8月24日に行われた第15回幼児教育実践学会において、「ECEQ®と幼児教育の質評価」をテーマに口頭発表を行った。この口頭発表を収録し、ゆたかなまナビより配信しているオンデマンド研修コンテンツとして提供した。
  • ECEQ®コーディネーターの資格要件や資格取得の手続き等を明確に定めることにより、ECEQ®コーディネーター養成の質を担保することを目的として、ECEQ®コーディネーター資格取得等要項を作成した。
  • ECEQ®コーディネーター資格取得等要項に基づき、ECEQ®コーディネーター未認定者の現況の把握に努め、ECEQ®コーディネーター育成を促進した。
  • 認定こども園第三者評価を4園実施した。
  • ECEQ®の現在の普及状況の把握に努め、今後のさらなる普及に向けて広報活動のあり方等、方策の検討を進めた。

(4)その他幼児教育にかかわる者の資質向上に関する事業

  • 各地区において、地区教育研修大会の実施にあたる支援を行った。
    • 北海道地区=8月1日(札幌市)
      札幌ブロック:9月27日・28日(札幌市)
      道央ブロック:10月5日(恵庭市)
      道南ブロック・西胆振:10月5日(室蘭市)
      道南ブロック・道南支部:10月26日(函館市)
      道北ブロック:10月19日(旭川市)
      道東ブロック:10月19日(公開保育実施各園)
    • 東北地区=10月18日(仙台市)
    • 関東地区・神奈川地区=8月8日・9日(宇都宮市)
    • 東京地区=7月23日・24日(千代田区)
    • 東海北陸地区=8月1日・2日(金沢市)
    • 近畿地区・大阪地区=7月24日(京都市)
    • 中国地区=8月21日・22日(岡山市)
    • 四国地区=8月6日・7日(徳島市)
    • 九州地区=7月30日・31日(佐賀市)
  • 幼稚園教諭免許法認定講習が実施されない都道府県においても、幼稚園・認定こども園に勤務する幼稚園教諭2種免許状保持者が1種に上進できるように、武蔵野大学と連携し、武蔵野大学通信教育部が行っている幼稚園教諭免許法認定通信教育について当機構ホームページ等を通じて周知した。
  • 当機構「優秀教員表彰者制度」の要項等に従い表彰者を5名選定し、第15回幼児教育実践学会(8月23日)において表彰式を行った。

2、幼児教育に関する調査及び研究

  • こども家庭庁での審議会等国の諸会議において、幼児教育の質向上のために、研修と評価の重要性を発信することは今後の対応事項とした。

3、家庭・地域における幼児期の教育力向上への支援・普及

(1)家庭における幼児期の教育力向上のための取組の実施

  • こどもがまんなかしんぶんを年10回発行した。紙媒体での発行は4月、5月、7月、9月、11月、2月に、デジタル配信は6月、10月、12月、1月に行った。
  • 幼児教育の発展に寄与する絵本の顕彰として、第16回ようちえん絵本大賞の選考を行った。“子どもに読み聞かせたい絵本”“お父さん・お母さんにお勧めしたい絵本”“幼児教育に携わる者だからこそ発掘できるまだ多くには知られていない素晴らしい絵本”を選考の基準として、過去おおむね8年以内に出版された絵本の中から選考を行った。その結果、特別賞3作品を含む15冊が選出された。
    【理事長賞】ほんのなかのほんのなかのほん(くもん出版)/【広報委員長賞】ぼくは川のように話す(偕成社)/【こどもがまんなかしんぶん賞】おつきさまのりんご(文溪堂)/ネコヅメのよる(岩崎書店)/しま(福音館書店)/まよなかのゆうえんち(BL出版)/かぜのうた(ポリフォニープレス)/くみたて(福音館書店)/クジラがしんだら(童心社)/星をつるよる(PIE International)/ベイビーレボリューション(クレヨンハウス)/109ひきのどうぶつかくれんぼ(ひさかたチャイルド)/いやっ!といえないノニ(サイエンティスト社)/まざっちゃおう!いろいろな いろの おはなし(フレーベル館)/みんなのいちにち(アリス館)

(2)その他家庭・地域における幼児期の教育力向上への支援・普及

  • こどもがまんなかPROJECTの活動が再開したため、広報活動についての検討を今後の対応事項とする。

4、幼児教育分野における国際交流等に関する事業

  • 東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(Cedep)と共催のシンポジウムについては、今後の対応事項とした。

5、当機構の組織・運営に関する事項

(1)当機構における事業の広報活動の実施

  • 機関誌『まなびの広場』を隔月(偶数月)に発行した。
  • 令和5年度にリニューアルしたホームページのさらなる改善を図るため、改善要望を募り改修を行った。

(2)公益法人を目指した適正な組織運営のための取組の実施

  • 公益法人格の再取得に向け、コンサルタントの助言を踏まえ、収支構造及び事業構造の現況の把握と今後の見直しの方向性を検討した。

(3)その他当機構の組織・運営に関する事項

  • ゆたかなまナビシステム利用料の徴収を中心に将来にわたって安定的な収支構造を検討した。
  • 全日本私立幼稚園連合会や都道府県私立幼稚園団体との連携体制を構築するために、共同宣言及び子どもの豊かな育ちを目指すパートナーシップ協定を取り交わした。
  • 令和6年5月1日より委員会名称を変更した。また、教育研究委員会内に研修チーム、ECEQ®・評価チーム、ゆたかなまナビオンデマンドチーム、ゆたかなまナビシステムチームを設置した。教育研究委員会内の構成の変更に伴い、副理事長の設置も変更した。
  • 年度当初における事務室員は、4名。5月より1名増員、10月に1名退社。年度末における事務室員は、4名。
  • 令和6年5月に事務室を移転した。