公益財団法人全日本私立幼稚園幼児教育研究機構

平成23年度

(1)幼児教育にかかわる者の資質向上に関する事業

幼稚園における学校評価の完全実施に向けた事業の企画・検討

  • 文部科学省委託幼児教育の改善・充実調査研究「幼稚園における学校評価の推進」の受託・交付決定を得、検討協議を重ね、「私立幼稚園における学校評価推進のための研修の在り方に関する研究」報告書を作成し、関係各所に配布 した(本財団ホームページに掲載)

東日本大震災が幼児に与えた影響や課題等に関する調査研究事業の企画・検討

  • 文部科学省委託幼児教育の改善・充実調査研究「東日本大震災が幼児に与えた影響や課題等に関する調査研究」の受託・交付決定を得、検討協議を重ね、「震災ケアハンドブック」及び「東日本大震災・幼稚園記録ビデオ(DVD)/ いつもの幼稚園 震災が子どもに与えた影響」を作成し、関係各所に配布した。(本財団ホームページに掲載)
  • 本財団独自事業として、「東日本大震災・幼稚園記録ビデオ(DVD)/いつもの幼稚園に戻ること-2011年 岩手県大槌町-」を作成し、関係各所に配布した。

教員免許更新制の導入に伴う、免許状更新講習等についての企画・検討・実施

  • 文部科学大臣の認定を受け、平成23年度は、全国で免許状更新講習86講習を開催し、6,056人が受講した。
  • 文部科学省「平成23年度免許状更新講習プログラム開発委託事業」の受託・交付決定を得、岩手県盛岡市で免許状更新講習必修講習を開催した。
  • 本財団独自事業として、東京都千代田区(2回)で免許状更新講習必修講習を開催した。
  • 免許状更新講習必修カリキュラムの作成及びプログラム化について検討協議を行なった。
  • 平成23年度「免許状更新講習」事業精算費の補助体制を整え、各都道府県私幼団体へ事業精算費の支出を行なった。

平成24・25年度「教育研究課題」の検討・作成

テーマを「広く、深く、ていねいに保育の質を考える-保育臨床の視点を大切にする研修と研究を進めよう-」とし、主題7、特別分野、重点課題、各地区独自の課題の項目に分けて検討を重ね、「平成24・25年度教育研究課題」を作成し、7月に各都道府県私幼団体に配布した。

「幼児教育実践学会」の企画・検討・実施

平成23年8月20日(土)・21日(日)、大阪府大阪市・追手門学院小学校を会場に全国から約430人の参加者を得て、第2回「幼児教育実践学会」を開催。学会初日は開会式の後、本財団「平成22年度優秀教員表彰」の表彰式が行なわれました。続いて、基調講演「倉橋惣三と現代の保育実践課題について」を演題に、大豆生田啓友・玉川大学准教授が講演を行った。また、学会企画シンポジウム「保育力を高める園内研修」を演題に、指定討論:岡健・大妻女子大学教授、研究報告:那須信樹・中村学園大学短期大学部准教授、太田光洋・和洋女子大学教授、濱田尚志・香蘭女子短期大学准教授、事例報告:佐々木敦子・きらきら星幼稚園教諭、コーディネーター:黒田秀樹・(財)全日私幼研究機構研究研修副委員長。2日目は、講演「震災復興に向けて」を演題に、田中雅道・(財)全日私幼研究機構理事長が講演を行なった。続いて、ポスター発表19発表(山形県1、福島県1、群馬県1、東京都1、神奈川県3、岐阜県1、兵庫県4、大阪府3、愛媛県1、福岡県2、長崎県1)、口頭発表16発表(北海道地区1、東北地区1(宮城県)、関東地区1(山梨県)、東京地区1、神奈川県1、東海・北陸地区1(石川県)、長野県1、岐阜県1、愛知県1、近畿地区1(和歌山県)、大阪地区1、中国地区1(山口県)、四国地区1(香川県)、九州地区1(佐賀県)、福岡県1、佐賀県1)が行なわれた。

全国研究研修担当者会議の開催

平成24年1月26日(木)・27日(金)の両日、京都府・京都ガーデンパレスを会場に117人の都道府県教育担当者らの参加を得て開催。研修会初日は開会式の後、報告「平成24・25年度教育研究課題」について、東重満・(財)全日私幼研究機構研究研修委員長が報告を行なった。続いて、記念講演「子どもの傍らに在ることの意味-保育臨床の視点から-」を演題に、大豆生田啓友・玉川大学准教授が講演を行なった。続いて、シンポジウム「子どもの傍らに在ることの意味-保育臨床の視点から-」を演題にパネルディスカッションを行なった。パネリストは大豆生田啓友・玉川大学准教授、安見克夫・板橋富士見幼稚園理事長、園長、関政子・(財)全日私幼研究機構研究研修委員、コーディネーターは黒田秀樹・(財)全日私幼研究機構研究研修副委員長。続いて、グループディスカッションとして「研修会の取組事例」等について、地区ごとにグループディスカッションを行なった。2日目は、講演(ワークショップ)「研修の手法を考える-園内研修-」を演題に、岡健・大妻女子大学教授が講演を行なった。

「研修ハンドブック」の活用周知・頒布

幼稚園における学校評価に伴い、各教員の研修履歴等が残せるよう「保育者としての資質向上研修俯瞰図」にもとづき、「研修ハンドブック」の周知・活用を行なった。

優秀教員表彰者制度の実施

本財団「優秀教員表彰者」制度の要項等に従い表彰者を11人選定した。

第27回設置者・園長全国研修大会における研究講座(分科会)の企画・実施

本委員会として、第27回設置者・園長全国研修大会(熊本県熊本市)にて研究講座(分科会)を企画・実施した。

平成23年度地区教研大会の開催

北海道地区=全体会:8月2日・3日(札幌市)
札幌ブロック:9月30日・10月1日(札幌市)
道央ブロック:8月27日(小樽市)
道南ブロック:10月8日(苫小牧市)
道北ブロック:10月15日(旭川市)
道東ブロック:10月1日(北見市)

関東地区=8月18日・19日(山梨県・甲府市)
東京地区=7月25日・26日(東京都・千代田区)
東海・北陸地区=7月28日・29日(富山県・富山市)
近畿地区・大阪地区=7月28日・29日(京都府・京都市)
中国地区=8月23日・24日(山口県・山口市)
四国地区=8月3日・4日(徳島県・徳島市)
九州地区=8月18日・19日(熊本県・熊本市)

(2)当財団が取り組む幼児教育に関する調査及び研究

幼児教育実践事例研究

第2回幼児教育実践学会にて研究発表を行なった。

学校評価

文部科学省委託幼児教育の改善・充実調査研究「幼稚園における学校評価の推進」の受託・交付決定を得、検討協議を重ね、「私立幼稚園における学校評価推進のための研修の在り方に関する研究」報告書を作成し、関係各所に配布した(本財団ホームページに掲載)

(3)幼児教育の発展ならびに家庭・地域における教育力の向上に関する広報活動

PTAしんぶん(11回発行)

「子どものしあわせを願う親と先生のひろば」をスローガンに、有名人の子育て体験や幼稚園体験などを掲載して保護者に向けて子育てのヒントなどを提供している。各都道府県団体交代で「育ての心」「ふれあい」というコラムを執筆いただいた。「こどもがまんなかPROJECT」の一環として特集など企画し、こどもがまんなかPROJECTの周知、意識向上に努めた。

調査の実施

「第3回ようちえん絵本大賞-新しい絵本をみつけよう-」の実施に向けて、最近出版された絵本について児童図書出版協会の協力を得て調査を行なった。

幼児教育の発展に寄与する絵本の顕彰

第3回ようちえん絵本大賞は、「新しい絵本をみつけよう」をテーマに、"子どもに読み聞かせたい絵本"、"お父さん・お母さんに読んでほしい・お勧めしたい絵本"を選考の基準として、最近出版された絵本の中から広報委員会が選考を行なった。その結果、特別賞3作品を含む16冊の絵本が第3回ようちえん絵本大賞に選ばれた。【公益財団法人全日本私立幼稚園幼児教育研究機構・理事長賞】ちょっとだけ(福音館書店)、【こどもが まんなかPROJECT賞】ふくびき(小学館)、【調査広報委員長賞】いもほりバス(鈴木出版)、せんろはつづく(金の星社)、いいからいいから(絵本館)、おっとっと(講談社)、ゆうびんやさんおねがいね(徳間書店)、どんぐりむらのぼうしやさん(学習研究社)、おこだでませんように(小学館)、ちくわのわーさん(ブロンズ新社)、ともだちやもんな、ぼくら(えほんの杜)、もったいないばあさん(講談社)、石のきもち(ひさかたチャイルド)、いのちのまつり(サンマーク出版)、しつもんおしゃべりさん(リーブル)、としょかんライオン(岩崎書店)

(4)幼児教育における国際交流等に関する事業

幼児教育における国際交流等に関する事業

本財団は、東アジア幼児教育セミナー(OECD)に協力・後援し、役員等を派遣した。また、Norway-OECD High-level Roundtable等へ役員等を派遣した。