ようちえん絵本大賞

第12回ようちえん絵本大賞

-新しい絵本をみつけよう-

第12回ようちえん絵本大賞は、“子どもに読み聞かせたい絵本”、“お父さん・お母さんに読んでほしい・お薦めしたい絵本”、“まだ多くには知られていない素晴らしい絵本”を選考の基準として、(公財)全日本私立幼稚園幼児教育研究機構・調査広報委員会が過去おおむね8年以内に出版された絵本の中から選考を行いました。当年度はコロナ禍の影響により、対面式で「ようちえん絵本大賞」の選考会を開催することができなかったため、調査広報委員会委員がそれぞれ薦める絵本、計12冊を大賞として選ばせていただきました。
調査広報委員一同、これからも子どもたちと絵本との出会いの一助となるよう努めてまいります。なお、参考までに調査広報委員会が絵本の紹介文を記載させていただきます。

第12回ようちえん絵本大賞 受賞一覧

絵本名・作者名・出版社名 絵本の紹介
かぜのでんわ
いもとようこ(作・絵)
金の星社
東日本大震災で被害のあった実話。天国に繋がり亡き大切な人と話す電話ボックスの設置をもとに書かれた絵本。実際には繋がらない電話。大切な人を思い出し心の想いを電話で伝えるお話。
ねこは るすばん
町田尚子(作)
ほるぷ出版
ぶあいそう?だけど、かわいい?私たちの知らない間に繰り広げられるあんなことやこんなこと。迫力ある表情と思わず触ってみたくなる絵のタッチにもご注目!ねこのねこによるねこのための世界。あなたの想像力を膨らませてくれますよ。
ぼくといっしょに
シャルロット・デマトーン(作)
野坂悦子(訳)
ブロンズ新社
赤いセーターの「ぼく」といっしょに、美しい庭を冒険しましょう。時にはぼくを助けたり、応援したり、ワクワクすること間違いなし。読み返すたびに発見があり、想像力が膨らみます。オランダで愛され続けている絵本です。
カメレオンのかきごおりや
谷口智則(作)
アリス館
カメレオンは旅するかき氷屋さん。世界中で集めたシロップをかけたかき氷を食べると、不思議なことが起こります。「もしもじぶんにじしんをなくしたら・・・」読む人を元気づけてくれる一冊。
福助はみた
おおなり修司(文)
きむらよしお(絵)
絵本館
我が身に何が起ころうとも、全てを受け入れる福助。めくるめく世の中に身を任せ、目に映る世界を、何も語らずに、眺めている福助。幸福招来「福助」の冒険物語であります。めでたしめでたし…。
100年たったら
石井睦美(文)
あべ弘士(絵)
アリス館
「あれ?この人どこかで会った気がする。」「ここ、来たことある気がする。」初めてのはずなのに、そんな風に思うことありませんか?実は遠い昔に、どこかで会っていたのかもしれません。人や物との出会いに思いを巡らせたくなる作品です。
わたしがかわる みらいもかわる
SDGsはじめのいっぽ
原琴乃(作)
MAKOオケスタジオ(絵)
山田基靖(監修)
汐文社
友達や先生と一緒に、楽しく対話をしながら、世界中で話し合って決めた「持続可能な開発目標(SDGs)」の一端を知る一助となる絵本です。物を大切にすること、感謝の気持ちを持つこと、勇気を持って行動することなど、自分事として子どもと一緒に考えていきたい。
カールは なにを しているの?
デボラ・フリードマン(作)
よしいかずみ(訳)
BL出版
ミミズのカールは、くる日もくる日も土を食べ、枯れ葉を食べ、食べてはだしての繰り返しに、ふと疑問を感じて自分の存在意義を探す旅にでます。その先はどうなったのか。選者が農業が大好きなのでカールの存在に日々感謝して、推薦させていただきます。
うちゅうはきみのすぐそばに
いわやけいすけ(文)
みねおみつ(絵)
福音館書店
宇宙はどこまでが空でどこからが宇宙なのでしょう? その境目はどこにあるのでしょうか?この絵本はそんな素朴な疑問に答えてくれます。さあ、絵の中の風船と一緒にふわりと空に昇って、地上から宇宙の入り口までの、小さな宇宙旅行に出かけてみませんか? 
こどもたちは まっている
荒井良二(著)
亜紀書房
「大学生の時に、長新太さんの“ちへいせんのみえるところ”を手に取ることがなかったら、私(荒井良二)は絵本を作っていなかったと思う」。その「ちへいせんのみえるところ」をモチーフにした作品です。荒井良二さんの新しい代表作になるのでは?
ようかいむらのどんどこまつり
たかいよしかず(作・絵)
国土社
作者たかいよしかず氏は、『ようかい』をテーマにこれまで6冊の絵本を著しています。この絵本も作者の絵本を読んだ人を元気にしたいというモットーから描かれています。これを読んで「コワイ!」と言って泣き出す子どもは、まず、いないでしょう!
風のことば 空のことば
-語りかける辞典-
長田弘(詩)
いせひでこ(絵)
講談社
読売新聞「子どもの詩」の選者、長田弘氏(詩人)が選んだ子どもの詩から、言葉の辞典として収録。保育者(親)が子どもと一緒に語り合う教材に最適。