第14回ようちえん絵本大賞
理事長賞
しらすどん
どんなシラス丼が出てくるのかとページをめくると、一気に地球規模の展開に。食物連鎖やSDGsへと話は進みます。最終的には、とても美味しそうな釜揚げシラスが描かれていて大満足でした。
調査広報委員長賞
あみだだだ
「あみだだだ あみだだだ」声に出して読むと「あら、楽しい」。あみだの線はどこへ行くの。右に、左に曲がって、わらべ歌のように楽しい言葉が並びます。読む人によって遊び方は十人十色。絵本は楽しいと実感できる一冊。
こどもがまんなかしんぶん賞
世界はこんなに美しい
オートバイで世界を一周した女性の実話。いろんな国、数々の冒険が描かれ、憧れとロマンを感じます。 「未知の世界を体験することに億劫にならないで!」「いつも好奇心を持っていよう!」と呼びかけてくれる絵本です。
戦争が町にやってくる
青空の下に広がる小麦の大地を表すウクライナの国旗。そうした美しい土地が戦火にさらされるなかでウクライナの作家が描くこの本には、 希望を捨てず前を向くことで平和がくるというメッセージが込められています。
あおのじかん
「こなゆきいろ」「マシュマロいろ」「おはじきのいろ」等、青には感性豊かな色があります。そんな青の世界に浸れる本。寝る前にこの本を開くと「ゆめのいろ」の青の世界が広がりそう。美しい色合いに心が癒されます。
こたつ
ある家族の大みそかの1日を、こたつを中心にしてリアルに描いています。天井から眺めるアングルは視覚的にも斬新。 こたつを知る昭和レトロ世代には心に沁み、こたつを知らない子どもたちには新しい発見があるかも。
ハナはへびがすき
ハナは爬虫類、へびが大好き。でも、みんなは好きじゃない。そんな時、私もへびが好きと言う友達が現れて…。みんなと同じじゃなくてもいいことを教えてくれる、ダイバーシティ&インクルーシブの視点からも評価できる作品。
「はやく」と「ゆっくり」
パパとママはいつも「はやくはやく」と言い、おじいちゃん、おばあちゃんは「ゆっくりゆっくり」と言う。 僕はどうすればいいの?時間の捉え方は、考え方次第でどうにでも変化することを教えてくれる知的で心温まる絵本です。
きみのことが だいすき
森に暮らす動物たち。悲しんでいる子、立ち止まる子にかける心がこもった魔法の言葉で、お互いをhappyに。 子どものこと・家族のことを考えるきっかけ、自分への魔法の言葉を探すきっかけになるとうれしいです。
めんぼうズ
洗面所や化粧台にある綿棒たちが主人公。普段はじーっとして、生きていると予想もしませんが、夜になると次々と飛び出します。 軽やかで自由な動きにワクワクするファンタジー。なんて美しくて、シュールなんでしょう。
みつ
コロナ禍の時宜を得た作品。普段はみんな楽しそうに「みつ」になっていたのに、咳をして一匹のコロナ感染者が出て感染が広がると、 回りから仲間が消えてしまう。正しい対処をして、感染対策を守ろうという物語。
カピバラがやってきた
平和に暮らすニワトリの小屋に、カピバラがやって来ます。ニワトリはカピバラを追い返してしまうと猟師に撃たれることを心配し、 4つの約束をして、ともに暮らします。猟師は戦争を、カピバラは難民を表すのかもしれません。
なぞなぞのみせ
絵本の中には専門店が立ち並ぶ商店街がいっぱい!なぞなぞを通じて店内を見渡し、お買物気分が楽しめめて、観察力も養えるかも!! 親子でなぞなぞにチャレンジしてください!子どもの方が早く答えられるかも!!
ねこがさかなをすきになったわけ
猫は魚が好きな理由?猫と魚が互いを思いやる気持ちや行動から答えが見えて、理由が分かるとお話に出る歌を一緒に歌いたくなりますよ。 相手の喜びが自分の喜びになる、素敵な気持ちを持ち続けたくなる絵本です。