全日本私立幼稚園PTA連合会

会長挨拶

日本の将来を担う子どもたちの健全な育成のため家庭と幼稚園、地域が心を一つに子育て環境を整えて

全日本私立幼稚園PTA連合会会長 河村 建夫(衆議院議員)
全日本私立幼稚園PTA連合会
会長 河村 建夫(衆議院議員)

私たちはPTA連合会本来の目的である家庭教育の充実向上と幼稚園教育の振興にも、しっかりと目を向けなければなりません。私は衆議院議員として、PTA連合会の会長を長きにわたり務められた森喜朗先生をはじめとする先生方にご指導いただきながら、ずっと文教関係の仕事に携わってまいりました。その間、日本の教育は世界に冠たるものがあると思ってまいりました。しかし、教育の現状に対する様々な見直しが行われ、平成十八年の教育基本法の全面改正や同十九年の学校教育法の改正を通じて、私たちは幼児教育の重要性を広くアピールし、学校教育法の第一条「学校とは」の文言を幼稚園・小・中・高という順に明確に位置づけることを成し遂げました。

このような歴史的な視点をも踏まえて、幼児教育を推進する立場の私たちと、全日本私立幼稚園PTAの皆さんが一緒になって、さらに質の高い幼児教育、そして家庭教育を求めていかなければならないと思っています。皆さんもよくご存じのロバート・フルガムはその著書で『幼稚園の砂場に人生のすべてがある』と語っておられます。私もこの本に大変感銘を受けましたが、子どもたちは砂場での様々なやりとりの中で多くのことを学び、豊かに育っていきます。砂場がまさに人生の原点なのです。皆さんもぜひ、そのようなことから幼児教育の重要性を感じとっていただいた上で、家庭教育との連携をしっかり深めていただきたいと思っています。

私自身も孫を持つ身となり、今は息子や嫁たちの家庭教育を見守っています。その中で幼児期に子どもを抱きしめ、愛情を注ぎこむことがいかに大事かということを日々実感しております。そのように家庭の愛情を一身に受けて育った子どもたちが初めて他者と出会うのが幼稚園という集団生活の場なのです。まさに、子どもたちが初めて出会う重要な学校なのですから、その教育をますます充実させていくのは私たちの義務とも申せます。明日を担う豊かな子どもの育ちのために、しっかりと幼稚園教育そして家庭教育を支援していきたいと思っています。